男子は1年生の片野貫一朗(千葉・光英VERITAS)が、自己記録に並ぶ7アンダー65で優勝した。

マッチングスコアカード方式により、上位の男子17人、女子18人が全国大会個人の部(8月9、10日、栃木・ピートダイGC・VIPC)に進んだ。

片野はスタートの1番505ヤード、パー5、チップインイーグルを決めて波に乗った。まだ小柄な151センチでドライバーの平均飛距離は220ヤード。その通りの第1打を放つと、残り43ヤードの第3打を58度のウエッジで、そのままカップインさせた。「ふんわりロブを上げた。入ったところが見えた」。

2番以降は5バーディーを奪い、ノーボギーと安定感も抜群。「ショットが絶好調というわけではなかったので、こんなに良いスコアがでると思っていなかった」と言って笑った。

将来の夢は「海外メジャー優勝」と大きいが、直近の目標は堅実だ。「全国大会では優勝できなくても、1年生ではトップになりたい」。勝っておごらぬ”小さな巨人”が、8月の台風の目になりそうだ。

<主催>関東高等学校・中学校ゴルフ連盟<後援>日刊スポーツ新聞社ほか<協賛>住友ゴム工業(ダンロップ)ほか