39位から出た原英莉花が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算6アンダーで首位と2打差の9位に浮上した。

前日の第1日に、7戦ぶりのアンダーパー発進をしたが、この日は一気にスコアを伸ばした。

スタートの10番パー4で7メートルのパットを決めバーディー発進すると、12番でこの日唯一のボギーをたたいたが、続く13番パー5では2オンし3・5メートルのイーグルパットを外すも楽々バーディー。続く14番パー3ではティーショットをピン手前5メートルにつけ連続バーディー。さらに18番パー4でバーディーを奪い、前半を33で折り返した。

後半も2番パー5でバーディーを奪い、6番パー4では、17メートルのロングパットが決まり、この日6個目のバーディーを決め6アンダーとした。

「いいプレーができた。12番でボギーを打った後、すぐに13番でバーディーを取り返せたのが今日のいいプレーにつながった」とプレー後の公式会見でこの日の内容を振り返った。

今季はなかなか調子が上がらず、トップ10入りも5月の保険の窓口レディースの5位が1回のみ。1ケタ順位もそのとき以来だった。「早く結果を残したいという気持ちを捨てて、練習に取り組む姿勢が少し変わった。1日1日を大切に、成長を感じながらプレーすることに徹している」と話す。

転機は、6月19日に行われたキックボクシングの那須川天心と武尊の試合を見たことだった。「命を削って戦っている選手を見て、私は何やっているんだと思った」と自分を振り返るきっかけになったという。

師匠、ジャンボ尾崎のもとにも通い、指導を受けた。ジャンボ尾崎が作ったショートコースを回ったという。「グリーンが5メートルぐらいで小さく、平均140ヤードぐらいのショートコース。そこを回れって言われて、ジュニアの子と一緒に回っていました。そこで風のジャッジとか練習した」と話す。

今回は地元開催で、コースまでは実家から車で20~30分。プレー終了後は、実家の周辺を20分走ることを日課にしているという。気分転換は大好きな海を見ることで、実家からはいつでも海を見に行くことができる。「今回はしっかり予選を通過できたので、決勝ラウンドを見に行くねと言ってくれる地元の方もたくさんいる。日曜日にいいところで勝負できるような位置に明日いられるように、1打1打を大切にプレーしたい」と話していた。

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