国内女子ツアーのニッポンハム・レディースが7日、北海道・桂GC(6763ヤード、パー72)で開幕する。5月ブリヂストン・レディース以来7週ぶりに国内復帰する西郷真央(20=島津製作所)は6日、プロアマ戦後に会見。全米女子オープン、全米女子プロとメジャー2戦を経験して感じたものを明かした。

将来的な米ツアー挑戦は既定路線だが、それが「いつ」になるのか。世界ランクは国内組最上位の21位につけており、今秋のQシリーズ(予選会)でも最終からでもチャレンジできるが、西郷は「向こうに行くなら、それなりではなく、上位で戦える技術、体力をつけて行きたい。この2試合でまだそのレベルに達していないとわかったし、急いで行くより、しっかり準備してからの方が、その後にもいいと思う」。従来通り、来年以降に備える方針を口にした。

米国から6月28日に帰国し、体を数日休め、師匠・尾崎将司のジャンボ邸で練習した。今季10戦5勝目を飾って以来の国内ツアー。予選通過すれば、出場11戦で獲得賞金が1億円を突破する。ただ年間最優秀選手賞を決めるメルセデス・ランクで800ポイント近く引き離していた山下美夢有が200ポイント弱まで接近してきた。「出場試合数が違うから(山下らが)縮めてくるのは当然と思っていた。あまり考えず、頑張った結果(年間最優秀賞選手賞が)ついてくればいいと思います」。メジャー2戦で感じた“実力不足”を意識しながら、今まで通り全力で戦っていく。