仁科優花(千葉・白井中1年)が5バーディー、3ボギーの2アンダーで回り、通算4アンダーで首位に1打差の2位に浮上した。

「前半はパター、後半はリカバリーショットに助けられました」と振り返った。1番で4メートルのバーディーパットを「最初のパットなのでタッチを合わせようとしたら入った」といい、3番では左10メートル強を「寄せようと思ったら入った」と、思わぬご褒美があって序盤で2つ伸ばした。後半は3パットを2回するなどバーディーとボギーを繰り返し、序盤の貯金が効いた形になった。

「トップスタートだったので、前半は静かな中で集中できたんですけど、後半は前が詰まって待ち待ちになってしまった」と、リズムが変わった。待っている間はおにぎりやバナナを食べたり、お茶を飲んだり、ヤーデージブックを見たりして「ボーッとならないようにしていたんですけど」という。17番ではOBすれすれからのリカバリーがうまくいって「練習ラウンドでトラブルを想定して練習していたのがよかった」と笑った。

ゴルフを本格的に始めてまだ2年ほどで、世界一のチャンスをつかんだ。「このままいけば(優勝の)チャンスはあると思います。トップの人と回れるんで、ゴルフを見て自分との違いなどを見つけられたらと思います」と向上心も旺盛。「朝、しっかりとウオームアップをしてスタートしたい」と、逆転を目指す。