メジャー通算15勝のタイガー・ウッズ(46=米国)が6オーバー、78をたたき、146位と大きく出遅れた。昨年2月の自動車事故で右脚に重傷を負い、今年4月マスターズ、3R後に途中棄権した5月全米プロに続く復帰3戦目は厳しい戦いになった。

ウッズは「ここでプレーすることを望んでいた。とても意味のあることだ。グリーン上が良くなかった。明日(15日)は66を出せるかもしれない」と前向きに話した。

大歓声に迎えられた1番パー4(375ヤード)でいきなり不運に見舞われた。第1打がフェアウエーのディボット跡に止まり、第2打がグリーン前クリークに捕まって4オン2パットのダブルボギーとなった。

3、4番パー4は第2打の精度を欠いて連続ボギー。7番パー4は第1打がポット・バンカーに捕まり、4オン2パットと2個目のダブルボギー。9番で初バーディーを奪ったが、前半アウトは41。インも2バーディー、3ボギーの37とスコアを戻せなかった。

ゴルフの聖地セントアンドルーズ開催の全英は00、05年と2度制した。事故後「一番好きなコース。どうしても出たい」と同コース開催の150回大会出場に意欲満々だったが、地面の硬さが負傷した右脚にはつらいことは、歩き方や時折見せる表情からもうかがえた。