【英ガレーン2日=近藤由美子】今季最後のメジャー大会となるAIG全英女子オープンが4日、英エディンバラ郊外の名門リンクス、ミュアフィールドで開幕する。メジャー4戦目のエビアン選手権で3位に入った西郷真央(20=島津製作所)が現地入りして初めて取材に応じ、「全力で頑張りたい」と意気込んだ。

エビアン選手権出場後、男子の全英オープンが行われたゴルフの聖地、セントアンドルーズ・オールドコースでプレーする機会に恵まれた。「ラッキーです。めちゃくちゃうれしかったです。めちゃくちゃきれいでした。初めての感覚でおもしろかったです」と興奮気味に明かした。

一方、トラブルにも見舞われた。エビアン選手権出場後、パリ経由でエディンバラに到着したが、キャディーバッグとウエアを含む衣類が入ったスーツケースのロストバゲージが発覚した。キャディーバッグは翌日、エディンバラ空港のロストバゲージセンターで見つかったが、スーツケースはまだ見つかっていない。「衣類が全部入っていたので、スーパーみたいなところで買い物しました。ウエアは日本から届けてもらいました。早く入って良かったです」と明かした。

欧州ではロストバゲージや飛行機遅延が多発。「すごい焦りました。キャディーバッグがないのは一番焦って。クラブが見つかったのは本当に良かった。聞いてはいましたが、まさか自分がと」と驚いた。

現地入り後、最初は少しおなかを壊したという。「今は大丈夫です」と体調万全をアピールした。

エビアン選手権での3位は自信につながっている。一方で「海外ならではの全英みたいなコースで、上位にいけるような実力をつけたい。だから、そこは気持ちを切り替えてプレーしていかないといけない」とすでに前だけを見ている。「まずは予選通過できるように、決勝ラウンドに向けて徐々に調子を上げていけるようにしたい」。メジャー初Vに向けて意気込んだ。