12人の日本勢最上位5位で決勝ラウンド(R)進出を決めた山下美夢有(21=加賀電子)は、イーブンパーで回り、通算5アンダーで首位に9打差の6位、上位争いに踏みとどまった。

「スタートから風が強かったですけど、なんとか耐えて、楽しくラウンドすることできました」。初の海外メジャー出場。目標にしていた、楽しむことを実行でき、プレー後には充実感があふれた。

1番からパッティングを強めに打った。長所のアプローチで安定してパーオンを重ねた。パー5の5番では2オンさせて、しっかりとバーディー奪取した。

「前半はあまりタッチが良くなかったんですけど、後半はしっかりパーセーブもできたので良かったかなと思います」。さえるパッティングも支えに、粘り強く戦った。17番ではバンカーからの第3打をピンそばに寄せてバーディーにつなげた。最終18番でボギーとしたが、堂々としたラウンドだった。

「最終日はしっかりアンダーパーを目指して頑張ろうと思います。この風を楽しみながら、最終日、1打でも伸ばせるように頑張りたいと思います」。変わらぬ目標を掲げ、メジャーを味わい尽くす。