高校の部で日章学園(宮崎)が史上初のアベック優勝を飾った。ともに首位から出て逃げ切りの初V。男子は通算23アンダー、女子は同28アンダーまでスコアを伸ばした。中学男子は日章学園が2年連続4度目の制覇、同女子は沖縄カトリックが初優勝した。

高校男子の日章学園は一時、大院大高に逆転を許した。しかし、チームは慌てなかった。エースの古川創大(そうた、3年)が前半3アンダー、後半1アンダーと奮戦。すると前半1オーバーだった次世代エースの丸尾怜央(1年)が、後半粘って2つスコアを伸ばした。林駿馬(3年)が16番でイーグルを奪うと、相手の乱れもあって再びリードし、そのまま逃げ切った。

古川は史上初のアベックVに「1番目になれてめっちゃうれしい」と笑顔を見せた。そして、激闘を振り返り、「後半伸ばすことが多いチームなので、圧力は感じずに行けた。(第1日からの)完全Vができてうれしい」と笑った。9、10日には個人戦が控える。「(プレーを)切り替えて優勝を狙っていく」と2冠を見据えた。

高校女子の日章学園は、ナショナルチームの荒木優奈(2年)が通算11アンダーで実力を見せた。これまでの2日間ベストは9アンダーで、2打更新した。「初優勝のメンバーに入れたことがうれしい」と喜びながら、「次は個人戦優勝」とこちらも照準を切り替えていた。

◆上位最終成績

<高校男子>

【1位】日章学園(宮崎)409=201・208(丸尾67・71、中山71・73、林73・69、古川63・68)

【2位】大院大高(大阪)411=203・208

【3位】目黒日大(東京)415=210・205

<高校女子>

【1位】日章学園(宮崎)404=202・202(荒木67・66、福田66・69、外園70・67、菅69・69)

【2位】ECC学園(滋賀)415=209・206

【3位】明秀学園日立(茨城)417=208・209

<中学男子>

【1位】日章学園(宮崎)433=214・219(岡村76・78、佐々木72・73、長■(■は崎の大が立の下の横棒なし)煌73・72、長■(■は崎の大が立の下の横棒なし)大69・74)

【2位】甲南(兵庫)462=229・233

【3位】埼玉栄(埼玉)477=239・238

<中学女子>

【1位】沖縄カトリック(沖縄)446=228・218(高里89・90、宮城76・73、平仲79・76、吉■(■は崎の大が立の下の横棒なし)73・69)

【2位】聖霊(愛知)448=225・223

【3位】共立女二(東京)455=226・229

(注)順位は各校各日4人中上位3人の合計、同スコアは4人の2日間合計による