初優勝を目指すプロ2年目の岩井千怜(ちさと、20=Honda)が、初めて最終日を首位から出ることが決まった。

2位から出て5バーディー、1ボギーの68と4つ伸ばして回り、通算10アンダー、134。最終18番パー4のティーショットを右の林に入れ、唯一のボギーとなったが、それまでは単独首位に立っていた。この日のプレーを1度は「緊張はなかった」と話したが「すみません。もう1回言います。緊張していました。楽しくて緊張していたか分からず、でも思い返すと緊張していました」と、満面の笑みを見せた。

昨年6月に双子の姉・明愛(あきえ)と同時に、プロテストに合格した。この日は明愛もスタート時点の54位から4つ伸ばして5アンダーとし、21位に浮上した。ちょうど18ホールを終えた明愛と、9ホールを終えた自身が同タイミングで「明愛は『この調子で頑張って』と言ってくれた」と力をもらった。6月の2位を思い出しながら「よくやった2位だと思う。今は優勝を自分でつかみにいっている」と、力を込めていた。

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