昨年6月の20年度プロテストに合格した篠崎愛(まな、24=ミュゼプラチナム)が4バーディー、1ボギーの69をマーク。通算5アンダーの首位タイに浮上した。

「昨日のピン位置はそうでもなかったんですが、今日は“あ~難しいとこに”という感じでした」。傾斜の効いた微妙な場所に切られたピン、さらに風も強まり、多くの選手がスコアメークに苦しんだが「調子はぼちぼちで、サラ~っと回れました」と笑顔を見せた。

前週の下部ツアー・中国新聞ちゅーピーレディース後、母親にパットのボールの位置が「以前と違うよ」と指摘された。確認すると内側(右より)に入っていた。ボール1個左に置き、気持ち悪さに耐えて打つようにすると、結果が向上した。

実質ルーキーシーズンの今季、下部ツアー出場10戦で優勝こそないが、トップ10が6回、予選落ちはなし。優勝賞金が同ツアー最高720万円の今大会で勝てば、来季ツアーの前半戦出場権を得られる「賞金ランク上位2人」が現実味を増す。「今年、上位にいけても(通算の)2桁アンダーがない。優勝には2桁アンダーがマストになるので、そこを目指します」。残り2日で、あと5つ。スコアと向き合い、優勝争いに挑む。