首位と1打差の2位から出た吉田優利(22=エプソン)は、またも今季初優勝を逃した。3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73と1つ落とし、通算イーブンパー、288で3位。今季15度目のトップ10入りを果たしたが、優勝した勝みなみに3打及ばなかった。

1つ伸ばして迎えた、難関の14番パー4終了時点で首位に並んだ。難関のこのホールをパーでしのぎ、このホールをボギーとした同じ最終組の申ジエ(韓国)、さらに1つ前の組で回っていた勝とともに2アンダー。並走を続けたが、16パー4をボギーとして3位に後退。17番パー4でダブルボギーをたたいた時点では5位まで沈んだ。それでも18番パー5で、第3打のアプローチを寄せてバーディー締め。最終ホールで3位に浮上して4日間を終えた。

昨年9月のゴルフ5レディース以来、1年1カ月ぶり通算3勝目、初の国内メジャー制覇はならなかった。それでも「(最終日の)日曜日をいい位置で迎えられたことは大きかったです。これからも何回もチャンスはあると思うので、リベンジしたいなと思います。残り数試合しかないですが、その中で優勝できるようにベストを尽くしたいと思います」と、前向きに話した。