女子ゴルフのスタンレーレディースホンダで、2週連続優勝を目指す勝みなみ(24=明治安田生命)が開幕前日の6日、会場の静岡・東名CCで最終調整を行った。

前週の国内メジャー、日本女子オープンで2連覇を果たした。連覇の余韻は「あります」と断言。「初めて優勝したんだな、という余韻がすごくある」と話した。

この日はプロアマ戦に出場。連覇達成翌日から3日間はラウンドを行わず、トレーニングや体のケア、練習などに努めた。プライベートな時間は、ネットフリックスで韓国ドラマやアニメ、ゾンビ系など幅広いジャンルの作品を見てリフレッシュも完了。「最近はアニメにもハマッていて、『男子高校生の日常』とか、日常系、めっちゃおもしろくて好きです。ゴルフばっかりしているので、ドラマ的な恋愛も全然ないし、お化け屋敷も行かない。非日常感を味わっています」と明かした。

コースの印象について「アマチュアから出させていただいていますが、トップ10が1回くらいしかなくて。過去の成績からは良くないと思う」。要因については「コースが狭かったり、パターが入ってない印象がある」と分析。ゴルフの調子は「悪くないです。すごくいいイメージで入れている」と好感触の様子。「先週からの流れでショットも良かったり、パターのフィーリングもいい。また違う印象になるんじゃないかとワクワクしています」。連覇の余韻と好感触を持って、2週連続Vに挑む。

19歳の川崎春花がメジャー大会で初Vを飾ったり、21歳の山下美夢有がメルセデス・ランキング首位に立つなど、20歳前後のプロの勢いが目立つ。黄金世代の勝は「私たちもすごく刺激になります。私も若いんですけど(笑い)、ルーキーの子たちが頑張っていると、頑張ろうという気持ちになる」と話した。

さらに「一番いいゴルフをしたら、誰にも負けないと思っている」と強調。「下の子に負けないというより、自分に負けたくない。決めたことはしっかりやって、いいことは取り入れて。合わないことは切り捨てていく。ということをやっていけば、レベルも上がる。まずそこだけ考えてやっていきたい」。自分のプレーに集中する。