小祝さくら(24=ニトリ)が逃げ切りで今季2勝目、ツアー通算8勝目を飾った。単独首位から出て、2バーディー、ノーボギーの70で回り、通算12アンダー、204。優勝争いは終盤までもつれる大混戦となったが、西郷真央、永井花奈、菅沼菜々の3人を1打差で振り切った。54ホール以上ノーボギーは史上13人目。連日サスペンデッドの変則スケジュールに影響されず3日間、安定したプレーが光った。
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小祝が一時は3打差以内に10人がひしめく大混戦を制した。前半終了時は2位に後退。スコアを伸ばせず我慢のゴルフが続いた。西郷、永井、菅沼と首位に並んで迎えた17番パー4。約7メートルのバーディーパットを沈めて抜け出した。5月のリゾートトラスト・レディース以来、約5カ月ぶりのVを決めた。「耐えたゴルフだったけど、その中で優勝できてうれしいです」。
前年は首位で迎えた最終ラウンドで大きく崩れ、24位に終わった。「初日が良くて、そこから伸ばせずダメだったのがすごい印象深くて。プレーオフに持ち込みたくなくて、しっかりバーディーを取って上がりたかった」。以前の試合を印象深く覚えていることは「あまりない」という。珍しく刻まれた苦い経験を生かし、リベンジを果たした。
3日間ノーボギー。手首を返す癖を直すため、右足手前に置いたヘッドカバーに当たらないようスイングする練習の成果が出た。「ショットの安定感につながった」と分析した。
今大会の優勝賞金の使い道についてはすでに決めている。「電動自転車です。30万円くらい。コンビニや練習に行く時使いたい。試乗もしたのですが、すごく楽です」と明かした。
メンタル面も成長している。最近、考え方が変わった。「うまくいかないことがあっても、また頑張ればいい。ポジティブに捉えられるようになった。ミスも引きずらなくなった」。今後に向けても「今年やってきたゴルフの精度を上げていけるように頑張りたい」。穏やかな表情で淡々と意気込んだ。【近藤由美子】
○…菅沼は1打差2位でツアー初Vはお預けとなった。18番パー5でバーディーパットを決められず、プレーオフに持ち込めなかった。「最後もそうですが、大事なところで入れられなかった」とうなだれた。今季最高位は小祝が制した5月のリゾートトラスト・レディースの2位。現在、メルセデス・ランキングは9位。未勝利ながらも安定したプレーで、上位争いの常連になりつつある。「早く優勝したいですが、なるべく上位に常にいられる強い選手になりたい」。気を取り直していた。

