ゴルフの全米女子アマチュア選手権で、日本人37年ぶり2人目の優勝を果たした馬場咲希(17=代々木高2年)が28日、東京都から「東京スポーツ奨励賞」を受賞した。

都庁で行われた表彰式では、小池百合子都知事から表彰状やトロフィーを受け取った。

初対面した小池知事に「こんにちは、馬場咲希です。8月にあった全米女子アマチュア選手権で優勝することができました。今日はよろしくお願いします」と笑顔であいさつ。知事からは「17歳? ワァー!」「咲希さん、すばらしかったですね」などと、手をたたいて歓迎された。歓談の時間を含め、なごやかな雰囲気で式典が行われた。

小池知事は「私もゴルフは大好き」と前置きした上で、全米女子アマ選手権優勝について「すごすぎる」「堂々としていて、プレーも華麗でとてもすてきでしたし、何よりも多くの方々に感動を与えたと思います」と、絶賛した。

さらに小池知事は、昨年行われた東京五輪では、深く関わってきたこともあり24年パリ五輪に向けても「いつの間にか、あと2年弱。そこでも勇姿を見せて、メダルを獲得してほしいなと思っております」と期待した。

歓談時間は、主に小池知事からの質問に答える形で進んだ。「オフシーズンは、17歳の女子高生として、ゴルフ以外でしたいことは?」と聞かれると、馬場は「遊園地がすごい好きなので、遊園地に行きたいです」と話し、知事の笑いを誘っていた。

また、「(試合中の)ファッションで気にかけていることは?」という質問には「基本的には白黒の、カッコイイ感じのウエアが好きです」と答えた。これに小池知事は「勝負は白黒つけるっていいますからね」と話し、今度は馬場が笑顔を見せた。

式典後は「テレビで都知事のことを見ていましたが、すごいやさしかったです」と、小池知事の印象について語った。全ての試合を終えた今年を振り返り「充実した1年だったなと思います。今年の初めに立てた目標が、プロの試合に出たいということだったので、達成できてよかったです」と、納得の表情。自己採点を求められると「100点以上」と語り、胸を張った。

一方で、よく行く店などを問われると「えー、わかんないけど、サイゼリヤとかマック(マクドナルド)とか」と、恥ずかしそうに、イタリア料理やハンバーガーのチェーン店を挙げ、アマチュアの高校生らしさものぞかせていた。