メルセデスランク96位でシード落ちした田辺ひかり(25=伊藤園)が4アンダー、68をマーク。通算6アンダーで、27位から8位に浮上した。

コースから広島県福山市の実家まで車で30~40分。同コース開催の20年日本女子プロ選手権は2位タイに入った。「実家から通えますんで」というご当地プロは「選手権も、今回もコースを良く知ってる人にキャディーを頼みました」という。

今回の帯同キャディーは広島国際学院高の2年後輩で男子プロの関藤侑嗣(22)。「プレーヤー目線で、ミスも想定して“保険”をかけた判断もしてくれる。なので、私は本当にプレーだけに専念できます」。2番で8メートルのロングパットを沈めたのを皮切りに6バーディー、2ボギーの好スコアは、相棒と息の合ったコンビプレーの証明だ。

最終日は来季ツアー前半戦出場権獲得圏内で迎える。「無理せず、守るところはしっかり守ってプレーしたいです」と着実に権利を取りに行く。