国内女子ツアー第3戦Tポイント×ENEOSトーナメント開幕前日の16日、会場の鹿児島・高牧CC(パー72)で会見した地元・鹿児島出身の勝みなみ(24=明治安田生命)は、「初日からスコアを伸ばしていい位置で回りたい」と意気込んだ。

今季は米ツアーに本格参戦。今大会後に渡米し、来週末のドライブオン選手権(23日開幕)から出場する。今大会で国内ツアーは“ひと区切り”となる方向。

「(5月の)リランキングで残って、向こう1年プレーしたいという気持ちがある。戻ってくるより、これを最後にという気持ちの方が、向こうでの活躍にもつながる。そういう気持ちでいます」と不退転の決意で臨む。

オフに100ヤード以内の練習を重点的に行ってきた。「先週はそれくらいの距離の3打目が多くて、結構バーディーやパーセーブができて、練習の成果が出ているんじゃないかと思う。細かい筋肉を鍛えてきたが、動かすこともできているのでは」と手応えを感じている。

地元・鹿児島で慣れ親しんだコースでの開催。友人らも応援に駆け付ける予定だという。「お世話になっているゴルフ場。すごくいいタイミングなので、結果を残して優勝を目指して頑張っている姿をたくさんの方に見ていただきたい」と話した。

先週は同じ98年度生まれ「黄金世代」の吉本ひかるがツアー初Vを果たした。「プレーオフまで待っていたかったのですが、飛行機の時間があって。コロナ前は飲みに行ったりしていました。一昨日、写真を撮ったり、祝勝会をしようねという話をしました」と祝福したと明かした。

阪神ファンで知られるが、ツアー中だけにWBC中継をなかなか見られない。一方、この日の写真撮影では、おなじみになったペッパーミルパフォーマンスを恥ずかしそうに披露しながらも「これ、バーディーを取ったらやります」と宣言した。