悪天候によるコースコンディション悪化のため最終日の競技が中止となり、通算6アンダー138で首位に並んでいたパンナラト・サイパン(25=タイ)と呉佳晏(ウーチャイェン・19=台湾)によるプレーオフが行われ、呉佳晏(ウーチャイェン・19=台湾)が初優勝を逃した。

ともに昨年のプロテストに合格、初優勝を目指した2人による15番パー3でのプレーオフ。ピン手前10メートルから「入れたかった」という呉のパットは、カップをかすめ2メートルほどオーバー。返しが決まらず3パットボギーとした。一方、サイパンは2パットで決め、勝負は1ホール目で決着した。

呉は「バーディーパットは本当に惜しかった。雨で遅いかなと思ったけど速かったです」と悔しがった。「でも、これで3試合連続2位。自信もついた。結果は残念でしたけど、もっとパターを練習して、また優勝を目指していきたい」。初優勝は確実に近づいている。