各校5人中上位3人の合計で争われ、埼玉栄が優勝した。台風2号の影響で雨が降り続く中でも14オーバー、230で、2位の共立女二(東京)に6打差をつけた。上位4校が8月5~6日に栃木・日光市のピートダイGC・VIPコースで行われる「全国中学ゴルフ選手権」団体の部に進んだ。

埼玉栄は前半、共立女二に5打のリードを奪われたが後半、鮮やかに逆転した。前半アウトで5オーバーだった主将の佐藤彩葉(いろは=3年)が、後半は4バーディーと奮戦。優勝をたぐり寄せた。「一昨年は先輩たちが優勝したのに、去年は2位だった。だから、どうしても負けられない気持ちだった」という佐藤。ところが、前半は思うようなプレーができず、1バーディー、2ボギー、2ダブルボギーとスコアをまとめることができなかった。後半は「雨でたいへんだったが、気合を入れた」と12、13番と16、17番で連続バーディーを奪った。

目標の関東団体優勝を果たし、表彰式で笑顔を見せると、8月の全国大会に照準を合わせた。昨年の6位から、今年は頂点を目指す。「ボギーを打ってもあきらめないでプレーし、必ず優勝したい」と気を引き締めた。

【上位成績】

(1)埼玉栄230(佐藤彩葉3年74、河原崎優月2年89、西本真優2年77、中野彩葉3年79)(2)共立女二(東京)236(3)小見川(千葉)290(4)多古(千葉)294

<主催>関東高等学校・中学校ゴルフ連盟、日刊スポーツ新聞社

<協賛>住友ゴム工業(ダンロップ)