首位で出た小祝さくら(25=ニトリ)が今季初優勝、ツアー9勝目を飾った。 3バーディー、2ボギーの71で回り、通算12アンダー、276で制した。穴井詩、菊地絵理香の追い上げを振り切り、2位に3打差を付けた。
優勝インタビューで「今年の初優勝を挙げることできてうごくうれしい。さらに北海道で優勝を挙げることができて、まだ実感がないけれどすごくうれしい」と話した。
最後は右手を上げて完成に応えた。「ガッツポーズとか、格好いいポーズとかできなかったので、恥ずかしいなという感じです」とコメントした。
北海道出身の小祝が、地元開催のトーナメントを制したのは初めて。首位に立った前日には「目標にしてきた1つが北海道での優勝だった。明日はそれを目指して頑張る」と決意を口にした。
地元優勝の難しさについて「小樽や島松は目をつぶってもコースのロケーションが分かる。逆に難しいところを知り過ぎてしまっている」と分析。一方で、真駒内CC空沼コースでプレーするのは今大会が初めて。「ここは初めてなのがいいのかもしれない」と話し、大会3日目になって「やっとイメージがわいてきた」と笑っていた。
同郷の菊地絵理香、宮沢美咲とは4日間、同じペアリング。第3日に続き、最終日も最終組で回った。地元の声援を力に変え、待望の白星をつかんだ。
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