男子は佐藤快斗(埼玉栄3年)が通算11アンダー、129で、2位に5打差をつけ、初優勝した。

女子は3人のプレーオフを制した長沢愛羅(茨城・ルネサンス1年)が初優勝した。

マッチングスコアカード方式により、シードを除く男子上位43人、女子上位30人が8月8、9日に栃木・サンヒルズCCで行われる「全国高校ゴルフ選手権個人の部」への出場を決めた。

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女子の部は、3人が互いに譲らず、決着はプレーオフ5ホール目までもつれ込んだ。1番、346ヤードのパー4。2連覇を狙った松原がファーストパットをショート。長沢はピン手前5メートルからのバーディーパットを見事に沈めた。首位で出た新地がピン横1メートルほどのパットを外し、長沢の優勝が決まった。

過去のプレーオフでは2戦2敗だったが、鮮やかな逆転勝利に長沢は「優勝とか、考えていなかった。うれしい」と思わず笑みがこぼれた。

この日は「60台で回るのを目標にしていた」。リラックスしてプレーできたようで、得意のショートアイアンが切れ味を見せ、6バーディー、1ボギーの5アンダー、67でまわり2人に追いついた。

先月の男子下部ツアーで叔父の長沢奨がプレーオフを制して初優勝した。自身のプレーオフが決まって、そのことを思い出し、「私も勝ちたいな」という意欲が生まれた。そして、激闘の5ホール目に、最後は気持ちでバーディーを奪った。

8月の全国大会に向け、長沢は「優勝を狙います」と新たに目標を掲げた。

【最終日上位成績】

▽男子(1)佐藤快斗(埼玉栄<3>)=129(65・64)(2)大久保海(神奈川・厚木北<3>)=134(67・67)(3)宇田川理茶度(東京・目黒日大<1>)=135(70・65)

▽女子(1)長沢愛羅(茨城・ルネサンス<1>)=138(71・67)(2)松原柊亜(茨城・日本ウェルネス<2>)=138(68・70)(3)新地真美夏(東京・共立女二<1>)=138(67・71)

※同スコアの順位はマッチングスコアカード方式による

<主催>関東高等学校・中学校ゴルフ連盟、<後援>関東ゴルフ連盟、日刊スポーツ新聞社ほか<協賛>住友ゴム工業(ダンロップ)ほか