畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)の悲願のメジャー初制覇は再びお預けとなった。2位から出て、3バーディー、4ボギーの72と1つ落とし、5位から出て5バーディー、4ボギーの70で回った笹生優花とともに、通算7アンダー、277で3位だった。首位とは7打差だった。地元フランスのセリーヌ・ブティエが68をマークし、14アンダーでメジャー初優勝。渋野日向子は5オーバーで59位だった。

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畑岡は前日まですべてアンダーパーも、最終日だけ1オーバーと失速し、3位に終わった。「セリーヌ(ブティエ)に追い付けなくても2位で終われるゴルフはしたかった。そこができなかったのは悔しい」。

3週前のメジャー、全米女子オープン同様、最終日最終組で回った。1番パー4はバーディー発進。一時は4打差まで詰めたが、14番パー3、15番パー5と痛恨の連続ボギー。この時点でバーディーのブティエとは7打差に広がった。「後半は不安に思っていたショットにミスが出てしまった」と悔やんだ。

全米女子オープンは単独首位で最終日を迎えながら4位に沈んだ。メジャー2戦連続トップ5入りとあと1歩が続く。「目指すところは優勝だけかなと思う」。今季メジャー最終戦のAIG全英女子オープン(8月10日開幕)で再びメジャー初制覇を目指す。