首位と3打差の3アンダー7位から出た岩崎亜久竜(25=フリー)が、ツアー初優勝をメジャーの大舞台で飾った。6バーディー、1ボギーの65で回り、通算8アンダーの272。首位から出た平本世中を逆転した。

長いラフ、シビアなピン位置などメジャーのタフなセッティングに加え、この日は風も強まり、上位陣が伸びない中、岩崎は前半で3つ伸ばし、首位の平本に並んだ。平本が10番をボギーとして単独首位に浮上。その後も我慢強くパーを並べると、15番で待望のバーディー奪取。追いすがる石川遼を振り切った。

20年にプロ転向。昨年は3度の2位で約9600万円を稼ぎ、賞金ランキング3位と大躍進したが初優勝はお預け。悲願のツアー初優勝を大舞台でつかみ取った。