男子ゴルフで今季賞金王を獲得した中島啓太(23=フリー)が、9日、米ツアー最終予選会(14~17日、米フロリダ州)に向けて羽田空港から出国した。「状態が良いときに勝負できる。優勝目指してやっていきたい」と気合は十分だ。

3日まで行われた国内ツアー最終戦の日本シリーズJT杯では、優勝した蝉川泰果に次ぐ1打差2位。優勝こそ逃したが、第3ラウンドまで首位を守り、パーキープ率も4日間を通してトップと安定抜群だった。 4日に行われた年間表彰式では、最優秀選手賞(MVP)、賞金ランキング賞、最優秀新人賞含む6冠を達成。プロ1年目ながら男子ゴルフの顔と言えるにまで成長した。

国内では無類の強さを発揮したが、「シーズンはまだ終わっていない」。米ツアーへの挑戦は簡単なものではないと本人も自覚し、「年内最後の試合になる。もちろん厳しい戦いですけど、諦めずにプレーしたい」と意気込んだ。

最終予選会は5位以内までが米ツアー本戦、40位以内が下部ツアーの出場権を得る。