男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長(81)が4日、都内で退任会見に臨んだ。

青木会長は16年に就任し、4期8年にわたって陣頭指揮を取った。就任途中には、ジャンボこと尾崎将司氏(77)が副会長として入閣するのでは-といった話が出たこともあった。

質疑応答で、実際にそういった流れがあったのかと尋ねられた青木会長は「一時はあったと思うけれど…」と口にしたあと、「やっぱりジャンボは、こうして皆さんの前でしゃべることがあまり好きではないと知っていた。じゃあ『ジャンボがやらないなら私がやりますよ』というような形でなった」と明かした。

現役時代から2人は、時には火花を散らしながら国内男子ゴルフ界をけん引してきた。青木会長は「やっぱりジャンボとはゴルフ仲間。ジャンボは嫌うかもしれないけど、生涯ライバル。そういう意味では、2人ともここにいたらどっちかが駄目になっちゃう。年齢的なことを考えても、私が先にやってよかったなと思う」と振り返った。