男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長(81)が4日、都内で退任会見に臨んだ。

青木会長は16年に就任し、4期8年にわたって陣頭指揮を取った。質疑応答では、LIVゴルフに関する混乱が発生していた当時、CEOのグレッグ・ノーマン氏とコンタクトを取っていたかと問われた。

それに対して青木会長は「話は一切してません」と断言。「グレッグが立ち上げたんだということは分かったけれど、その間にグレッグからはひと言もない。グレッグなりに生活するためにやってるのか、色々試合を増やそうと思ってやってるのかわからないけども、試合やりたいということは見えていた。陰ながら応援していた」と続けた。

JGTO会長として複雑な思いもあったのではと尋ねられると、「その時にはやっぱり、なるようにしかならないと思うけれど、やっぱり良くなって欲しいなと期待はしていた」と振り返った。

その後、昨年6月にPGAツアーとLIVゴルフの統合が発表された。青木会長は「今は良くなる方向に向いてるんじゃないかと思う。日本でもやるのか、やらないのかはともかく、ゴルフの試合が増えることはいいこと。彼には彼なりに頑張って欲しい」と静かな口調でエールを送った。