最終組が前半9ホールを終え、首位タイから出た上田桃子が3つ伸ばして8アンダーとし、単独首位に立った。最終組の上田は、前半を4バーディー、1ボギーの33で回った。首位タイから出たもう1人の佐久間朱莉は、2つ伸ばして1打差の7アンダーで2位。もう1人2位の藤田さいきは、13番パー3でホールインワンを達成するなど、19位から出て13ホールを終えて6つ伸ばし、7アンダーとした。藤田のホールインワンは通算7度目。ツアー史上単独の最多となった。

蛭田みな美、イ・ミニョン(韓国)、阿部未悠の3人が、首位と3打差の5アンダーで4位。さらに4アンダーの7位で木村彩子、森田遥、穴井詩の3人が追う展開となっている。

昨季の年間女王で昨年大会優勝の山下美夢有は、3アンダーで菅沼菜々らと並んで10位につけている。前週優勝の小祝さくらは、2オーバーでツアー5勝の原英莉花らとともに50位。88年のツアー制施行後では初めて、出産後にプロテストに合格し、今大会がプロデビュー戦の神谷和奏(わかな)は、12ホールを終えて6つ落として5オーバー。19位から出たが、予選を通過する50位タイまでのカットラインを下回る、75位に順位を落としている。