米女子ゴルフのJMイーグルLA選手権は27日、ロサンゼルスのウィルシャーCC(パー71)で第3ラウンドが行われ、61位から出た畑岡奈紗(25)が1イーグル、7バーディー、2ボギーの64をマークして通算5アンダーの208で6位に大きく浮上した。首位とは2打差。67と伸ばした古江彩佳は通算3アンダーで10位、70の西郷真央は1アンダーで21位、渋野日向子は77と崩れて77位に後退した。ハナ・グリーンとグレース・キム(ともにオーストラリア)が通算7アンダーでトップに立った。

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ぎりぎりの61位で予選を通過した畑岡が猛チャージだ。午前スタートで風が穏やかだった好条件もあり、今季自己ベストスコアの64をマーク。「久しぶりにいいスコアで回れた」と笑みが広がった。圧巻はパー5の15番、残り80ヤードからの第3打。「風が少しフォローだったので75ヤードのつもりで打った」という一打はそのままカップに入った。イーグルとなり「まさか直接入るとは思ってなかった。いいショットだった」と観客からの大歓声に手を上げて応えた。会場のウィルシャーCCは2年前の大会でも2位に5打差をつけて圧勝するなど相性がいいコース。「同じようなラウンドをすれば、まだ優勝のチャンスはある」と2年ぶりのツアー7勝目を見据えた。