トップに2打差の3位から出たプロ2年目の福田萌維(めい、20=ニトリ)が単独首位に浮上し、待望のツアー初優勝に王手をかけた。

7バーディー、2ボギーの67で回り、通算11アンダーの133。今季はトップ10入り4度で、下部ツアーでもプロ初勝利をつかんでいる。

   ◇  ◇  ◇

ラウンド途中からリーダーボードの一番上に自分の名前が躍り出ても、福田萌は平常心を崩さなかった。「先のことは考え過ぎないように、一打一打を大切にしていたらいいスコアだった」と柔らかな笑みを浮かべる。6月に20歳になったばかりの新鋭が、ツアー初勝利の絶好機を迎えた。

1、2番と連続バーディーで好発進。8番で今大会初のボギーをたたいたが、次の9番パー4は第2打をピンまで2メートルに寄せて取り返す。12番で再びスコアを落としたが、13番で七つ目のバーディーを奪った。「もう一回流れをつくれたことが大きかった」とミスを引きずらず、着実にスコアを伸ばした。

和歌山県出身で、子どもの頃は野球にも親しんでいた。8月の全国高校選手権で智弁和歌山高が優勝し「負けていられない」と刺激を受けていた。自身も地元に吉報を届けるべく、最終日に臨む。「緊張感や周りの雰囲気は全然違うと思う。どれだけ自分をコントロールできるかが大事になる」と勝負の18ホールを見据えた。