東尾理子(33=リコー)がラブパワーで今季6試合ぶり、2度目の予選通過を目指す。女子ゴルフのスタンレーレディスは17日、静岡・東名CCで開幕。俳優石田純一(55)と結婚を前提にした真剣交際が明らかになった東尾はプロアマ戦が行われた16日「今の目標は最終日までプレーすること」と誓った。決勝ラウンド進出か否かが決まる18日は現在、仕事で海外滞在中の石田が帰国し、熱愛会見する。本業で「吉報」を届けることができるか。

 石田との真剣交際を告白した翌日のプロアマ戦で、東尾の組はブービーの37位に終わった。「こういうことがあったから頑張りたい。その気持ちは強いですけど、ゴルフはボロボロ…」と苦笑いした。しかし、嘆いてばかりはいられない。「今日のゴルフだと80いきそうだけど、なんとかスコアをまとめたい。とりあえず最終日までプレーしたい」と言った。

 今季はシード権を持たず、ツアー最終予選会も67位に終わり、これまで出場した6試合はすべて主催者推薦。開幕戦のダイキンオーキッドレディス56位以外はすべて予選落ちした。獲得賞金はわずか28万8000円。しかし、今や注目度は賞金レースのトップを走る横峯を抜いてNO・1。多くのギャラリーが付くことが予想される。これを味方につける。「たくさんのギャラリーがいる方がプロでやっているという生きがいを感じます。力を発揮しようじゃないですか!

 という意気込みでいきますよ」と自分を奮い立たせた。

 6試合ぶりの予選通過か、6試合連続の予選落ちか。今大会はこれまで以上に大きな意味を持つ。それが決まる大会2日目の18日に石田が帰国し、夜に会見が予定されている。予選通過すれば帰国する石田に、久しぶりに吉報を届けることができる。

 プロアマ戦後の取材は石田との仲についてはタブーの約束だったが、つい話はそちらの方に向かう。昨日のことで気持ち的にすっきりしたのでは、の質問に「特に隠すつもりはなかったですし、悪いことをしたわけではない。動揺もありません。ただ周りからは『ニヤッ』として見られますけど」と笑った。【三角和男】