ホンダＦＩＴで走る箱根駅伝／番外編

　駅伝オヤジ　「箱根に着いたよ。東京・大手町を出てから約５時間、ＦＩＴくん、良く走ってくれました」
　箱根花子　「せっかくここまで来たんだから、箱根駅伝ミュージーアムに寄っていきましょうよ」
　駅伝オヤジ　「そうだな。お土産でも買っていくか」
　箱根花子　「各チームの応援グッズがいっぱいありますね。応援メッセージを書けるコーナーもありますよ」
　駅伝オヤジ　「ＦＩＴを貸してくれたホンダのＳさんにおまんじゅうを買ってあげよう」
　箱根花子　「それにしてもＦＩＴ、良く走りましたね。買いたくなっちゃいました」
　駅伝オヤジ　「エッ、前はＮ社のＭが欲しいって言わなかったっけ？」
　箱根花子　「ＦＩＴがいいです。Ｓさん、まけてくれないかなあ」
　駅伝オヤジ　「車、買うお金あるの？」
　箱根花子　「…」
　駅伝オヤジ　「まずは貯金しないとね」
　駅伝花子　「ところでガソリンはあるんですか」
　駅伝オヤジ　「心配無用。走行距離１１７キロ（実際の往路は１０８キロ）。さっき補給したガソリンはたったの７リットル。まだたっぷり残ってるよ」
　箱根花子　「７リットルで１１７キロも走ったんですか。リッター、１６・７キロも！」
　駅伝オヤジ　「ＦＩＴのカタログには２４キロって書いてあるけど、箱根の山上りもしたし、暖房も付けて走ったし、花子の未熟な運転を考えれば１６・７キロは立派な数字じゃないの」
　箱根花子　「未熟な運転は余分です。隣に乗っていたのがメタボなオヤジじゃなくて、スマートな彼だったらもっと走っていたかも」
　駅伝オヤジ　「すみませんね、メタボなオヤジで」
　箱根花子　「それにしても富士山がきれいですね」
　駅伝オヤジ　「１月２、３日も良い天気になるといいね」
　箱根花子　「沿道に応援に行きますよ！」
　駅伝オヤジ　「…」

ホンダＦＩＴ

　ホンダの大ヒットスモールカー。２００１年にデビューし、現在では５カ国６拠点で生産され、世界で約１１５カ国、２００万台以上が販売された。今回借りたのは今年１０月にフルモデルチェンジされた２代目で、１１月に発表された「２００７−２００８カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。初代に続く２度目の受賞はまさに快挙と言っていい。約１３００ｃｃ、全長３９００ｍｍと小粒だが、中日の荒木、井端の１、２番コンビのように機動力抜群。そして何と言っても、ガソリン高騰のこのご時勢でうれしい燃費の良さ。１リットルあたり２４キロも走ってくれれば文句なしだ。値段は１・３リットルＬタイプで１３４万４０００円（消費税抜き）。

　ホンダは０３年度から箱根駅伝に協賛。燃料電池車「ＦＣＸ」１台を大会本部車両として、またチームをサポートする運営管理車として「ステップワゴン」を提供。また沿道の販売会社や箱根・芦ノ湖畔の往路ゴール付近で特設ブースを設置。豚汁やグッズを配布し、大会を盛り上げる。