日本が、五輪出場権をかけた韓国との大一番に完敗した。
スタンドでは、76年モントリオール五輪で女子日本代表の主将を務めた竹内夏枝さん(旧姓島田、65)と5位ながら28ゴールで得点王に輝いた中川昭美さん(旧姓蔵田、64)が後輩たちを応援した。「せっかく日本でやるのだから、応援しようと思って来ました」と熊本から訪れた中川さん。竹内さんも「世界選手権とは違う夢のような大会でした。(女子体操の)コマネチとか、違う競技の選手もいた。今の選手にも味わってほしい」と話した。
75年に日本で行われたモントリオール五輪のアジア予選では韓国に快勝。イスラエルがいたためにテロを警戒して「無観客試合」で行われただけに、中川さんは「こんなに大勢の人に応援されて、今の代表がうらやましい」。最終的にはアジア、アフリカ、米大陸代表が争う「3大陸予選」が五輪直前に米ミルウォーキーで行われ、1位になってそのままモントリオール入り。「日本選手の中で1番最後に出場が決まって、1番最初に選手村に入ったんですよ」と竹内さんは39年前を懐かしんで話した。
試合は韓国に大敗。中川さんは「やっぱり強いですね、韓国は。でも、可能性がある限り、がんばってほしい」と最終予選に臨む代表チームにエール。中川さんも「東京は開催国で出られるけど、予選を突破するのが大切。リオに出れば、ハンドボール界も変わりますよ」と、後輩たちに期待して話していた。


