一関修紅(岩手)が3連覇を狙う東福岡を破る金星を挙げた。最終第3セットを競り勝って、高校総体も含めて全国大会で初めての16強入り。

 高橋昇禎監督(43)は「正直、第2セットを取られて、しんどいなと思った。よく耐えた」と選手をたたえた。18得点と活躍した福士徳紀(3年)は「25点を取ったときは、すごくうれしかった」と喜んだ。

 休部状態だった07年4月にVリーグの東レでプレー経験のある高橋監督が就任し、部を立て直した。4人からのスタートだったが、選手の自主性を重んじるバレーで岩手県の強豪にのし上げた。

 3年生の主力は1年生の時から全国舞台を経験。高橋監督が「集大成」と言うメンバーで、6日の洛南(京都)との3回戦に挑む。