女子テニスの元世界ランキング1位でドーピング違反による1年3カ月の資格停止処分から4月に復帰したマリア・シャラポワ(ロシア)は19日、4大大会第3戦の7月3~16日のウィンブルドン選手権のシングルスで主催者推薦を受けず、予選を勝ち抜いて本戦出場を目指すと自身の公式サイトで表明した。

 英BBC放送(電子版)によると、シャラポワはイタリア国際で2回戦敗退となったが、22日付の世界ランキングでは200位以内に上がり、ウィンブルドンの予選出場権を確保する見通し。予選は6月26~29日に別会場で行われる。

 28日に開幕する4大大会第2戦の全仏オープンでは予選出場権を得られず、優遇措置として批判のあった主催者推薦枠も与えられなかったために出場の道が断たれた。