フィギュアスケート女子の樋口新葉(わかば、16=東京・日本橋女学館高)が「ジェット新葉」になることを約束した。

 12日、今季の国際大会初戦となるロンバルディア杯(14日開幕、イタリア・ベルガモ)に向けて、羽田空港から出発。その前に取材に応じ、最近は「ジェット桐生」こと陸上桐生祥秀(21=東洋大)が9日に日本人初の9秒台を出したことに感銘を受けたと話した。

 樋口の武器も速さ。50メートル7秒2の脚力を氷上でも生かし、スピード感あふれる演技を得意とする。14歳で15年全日本選手権2位に入った時についたあだ名が、桐生と同じ「ジェット新葉」だった。樋口は「スピードで点数を稼げる。ジャンプを跳ぶ時にも、スピードがあった方が跳びやすい」と速さのメリットを語り、さらに「“ジェット新葉”と呼ばれるのはいいこと。言われるように頑張りたい」と、あだ名のさらなる定着を希望した。