フィギュアスケートの元世界女王で、今年4月に現役引退した浅田真央さん(27)が8日、化粧品会社「アルソア」のイベントに出席し、代名詞でもある3回転半ジャンプ、「トリプルアクセル」に「もっともっとたくさんの女子選手に挑戦してもらいたい」と期待を込めた。

 4日には、15歳の紀平梨花が西日本大会のフリーでトリプルアクセルを2本決めるなど、国内外で女子選手が大技に果敢に挑んでいる。そんな状況を踏まえ、浅田さんはこう語った。「女子は、1年1年レベルもあがっている。私が(伊藤)みどりさんを見て、『みどりさんみたいになりたい、みどりさんみたいにトリプルアクセルを跳びたい』と思ってやってきて、受け継いでいたと自分では勝手に思っていた。ぜひ、もっともっとたくさんの女子選手にもトリプルアクセルに挑戦してもらいたいと思います。また、トリプルアクセルだけじゃなくて、4回転の時代に女子もなってくると思う。それはそれで見ている人も楽しいと思うので、そういった大技で、フィギュアスケート界が盛り上がっていったらいいなと思います」。

 五輪を目指す、特に日本選手の試合はチェックしているとも明かし、「1日1日を大切に、悔いなく1日を終えて、それが自信になる。けが無く、本番にのぞんでもらいたい」とエールを送った。