フリースタイルスキー男子モーグルの世界選手権2冠・堀島行真(中京大)が「二十歳の誓い」を立てた。

 誕生日である11日、フィンランド遠征から帰国。「19歳の自分に負けないように」と口にした。大きな注目を集めた19歳のシーズンだったが、それに負けない活躍のためには平昌(ピョンチャン)五輪の金メダルが必要不可欠。「自分に勝つためにやりたい」と話した。

 フィンランドでのワールドカップ(W杯)開幕戦は8位も悲観はしていない。昨年の同大会のモーグルでは48位、そこから順調に仕上げて、世界選手権にピークを迎えた。今回も「決勝に残ってチャレンジできた。開幕戦では大きな収穫。楽しめた感じがあった」。安定感や実績はW杯種目別6連覇中のキングズベリー(カナダ)に劣ると自覚しているからこそ、まずは実力を上げることに集中する。そして平昌五輪で再び、世界を驚かせてみせる。