国際卓球連盟(ITTF)の年間表彰式が14日、アスタナで行われ、最も躍進した選手に贈られる「ブレークスルー・スター」に8月のチェコ・オープン男子シングルスを制してワールドツアーの史上最年少優勝を果たした14歳の張本智和(エリートアカデミー)が選ばれた。

 スーツ姿で登壇した張本は英語でスピーチし、両親や指導者たちに感謝を述べた後「もっと強くなり、五輪で金メダルを取りたい」と話した。

 日本選手の同賞の受賞は2015年の伊藤美誠(スターツ)、昨年の平野美宇(エリートアカデミー)に続いて3年連続。張本は今年から本格的にシニアの大会に参戦し、初出場した世界選手権個人戦の男子シングルスでも史上最年少でベスト8に入った。

 最優秀選手に選ばれたのは男子がティモ・ボル(ドイツ)で、女子は丁寧(中国)。男女各4人の候補に入っていた張本と平野は受賞を逃した。