新潟工が4大会ぶりに初戦で姿を消した。前半18分に伝統のモールから最後はフランカー熊野司(3年)が先制トライを奪ったが、力を見せたのはここまで。4分後に1トライ1ゴールで逆転されると、後半は長崎南山の展開力に圧倒された。
SO五十嵐拓星(ひろとし)主将(3年)は「自分のゲームメークが未熟だった」と涙を流した。風上に立った前半、キックをキャッチされ、カウンターを許す場面が目立った。もっとも、樋口猛監督(46)は「よく1トライを挙げた。力は出し切った」と選手を褒めた。
昨年は平均体重89・5キロのFWを前面に出し、県勢39大会ぶりの花園2勝を挙げた。今年のFW平均体重は84・3キロ。軽量化を、運動量を軸にした全員ラグビーカバー徹底してきた。先制トライはFWだけでなく、BKもモールに参加して決めたもの。「全員で(トライを)取ろうという意志があった。貴重なトライ」。樋口は選手の奮闘をたたえた。五十嵐主将も「全員で戦うという形は残せた」と、次代のメンバーに心をつないだ。


