女子回転第8戦が行われ、長谷川絵美(サンミリオンク)は39位、清沢恵美子(成城ク)は50位で2回目に進めなかった。ともに全日本スキー連盟が定めた派遣推薦基準の突破はならず、平昌五輪出場の可能性が消えた。

 長谷川と清沢はゴール後に抱き合い、互いの健闘をたたえ合った。

 世界選手権に3度出場している31歳の長谷川は平昌五輪出場の可能性が消え「残念。力不足でした。これも人生」とため息。1月の残りのW杯には出場予定というが、その先の競技生活については「ちょっと考えます」と言葉を濁した。

 34歳の清沢は、この日が現役最後のレースとなった。「(五輪に)行けなかったらやめると覚悟して挑んできた。絵美(長谷川)がいたから、ここまで頑張ってくることができた」と涙を流した。