カヌーの国内トップ選手がライバルの飲料に禁止薬物を混入させた問題で、日本カヌー連盟の成田昌憲会長らが16日、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長らに問題の経緯を報告し、謝罪した。JOC側からは選手への指導が行き届いていないと厳しく指摘を受けたという。

 JOCは同日の選手強化常任委員会で、月1回、実施している強化指定選手に対する研修会での教育内容を4月以降は充実させることや、五輪メダリストやその指導者らが経験の少ない選手らに講話する企画も新たに始めることを決めた。