日本体育協会は2日の国体委員会で、昨年9月のカヌーのスプリント日本選手権でライバル選手の飲み物に禁止薬物を混入させ、8年間の資格停止処分を受けた男子の鈴木康大(福島県協会)と、競泳男子で同9月の日本学生選手権のドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示し、7カ月の資格停止となった明治大4年の川崎駿(アクラブ調布)の、愛媛国体成年男子の成績を取り消し、順位を訂正した。

 昨年の国体で福島県代表だった鈴木はスプリント・カヤックシングルの500メートル、200メートル各決勝で3位と6位、千葉県から出場していた川崎は50メートル自由形決勝の6位と200メートルリレー決勝の2位が取り消された。これに伴い、天皇杯得点も修正されたが、男女総合順位で千葉県の8位、福島県の41位など、参加47都道府県の順位に変動はなかった。