バドミントンの全英オープン最終日は18日、英国のバーミンガムで各種目の決勝が行われ、混合ダブルスで渡辺勇大(20)東野有紗(21=ともに日本ユニシス)組が中国ペアに2-1(15-21、22-20、21-16)で逆転勝ちし、初優勝を飾った。108回目を迎えた伝統の大会で同種目の日本勢で初めての快挙となった。

 若きコンビが新たな歴史を打ち立てた。渡辺は逆転勝ちを決めるとコート上にあおむけに倒れ、東野は両膝をついて歓喜に浸った。渡辺は「素晴らしい大会で、素晴らしい試合ができた」と胸を張った。第1ゲームは失ったが、第2ゲームは序盤の7連続得点で流れを引き寄せ、最後はジュースでものにすると、最終ゲームも押し切った。強敵の中国ペアを倒した東野は「相手の選手には何度も負けていた。今回勝てたのはすごく価値がある」と自信を深めた。