羽生が滑った! 平昌五輪フィギュアスケート男子金メダリストで、右足首のリハビリ中だった羽生結弦(23=ANA)が13日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われたアイスショーで、五輪以来約1カ月半ぶりに演技を披露し、来季の試合出場を初めて口にした。

 自らプロデュースしたショーで出演はトークのみの予定だったが、最後に「(ファンに)ほっとしてもらいたかった」とスケート靴をはいてサプライズ登場。幼少期のプログラム「ロシアより愛をこめて」など、3曲をジャンプなしで披露した。五輪後3週間安静にしてから滑り始め、今はスピン、ステップは支障なくでき、右足に負担のないジャンプも跳び始めているという。

 今秋からの本格シーズンに向けて、「多くの試合に出たい」と話し「自分の気持ちに正直にやりたい」と新たなプログラム作りにも意欲を示した。