バスケットボール男子Bリーグの表彰式が29日、東京都内で行われ、1部(B1)の監督、選手らの投票によるレギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)にはシーホース三河の比江島慎が選ばれた。

 4月に母親を亡くした比江島は「大変なことがあったがみなさんに支えられてここまできた。この賞に恥じないようにプレーする」と涙を拭った。

 ベスト5には比江島のほか、優勝したアルバルク東京の田中大貴や準優勝だった千葉の富樫勇樹らが選ばれた。富樫は「ファイナルで敗れたが、充実したシーズンを過ごせた」と話した。新人賞に輝いたA東京の馬場雄大は「この賞に甘んじることなく精進していく」と飛躍を誓った。