世界ランキング19位の大坂なおみ（20＝日清食品）が男女を通じて日本初となる4大大会シングルス優勝の快挙を成し遂げた。

「こどものころから夢見ていた」憧れの同26位のセリーナ・ウィリアムズ（36＝米国）を6－2、6－4で破り、全米オープンを初制覇した。アジア勢でも初となり、優勝賞金380万ドル（約4億1800万円）を獲得。わずか11度目の4大大会本戦出場で7試合を勝ち抜き、大会後の世界ランキングで7位に浮上してトップ10入りする。

全米オープンを制覇し、優勝トロフィーを笑顔で手にする大坂（撮影・菅敏）

全米オープンを制し、会見でトロフィーを前に笑顔で記者の質問に答える大坂（撮影・菅敏）

大　坂

2

6－2 6－4 －

0

セリーナ

Ｓ・ウィリアムズ（左）を破り全米オープンを制覇し、トロフィーを掲げる大坂（撮影・菅敏）

優勝トロフィーにキスする大坂なおみ（AP）

全米オープンを制し、笑顔で優勝トロフィーを手にする大坂（撮影・菅敏）

全米オープンを制し、インタビューでＳ・ウィリアムズ（左）を見つめながら答える大坂（撮影・菅敏）

全米オープンを制覇し、対戦者Ｓ・ウィリアムズ（右）に祝福され、涙ぐむ大坂（撮影・菅敏）

全米オープンを制覇し、家族やスタッフにいるスタンドに上がり、母環さん（中央右）と抱き合う大坂（撮影・菅敏）

全米オープンを制覇し、感極まる大坂（撮影・菅敏）

全米オープンを制覇し、対戦者のＳ・ウィリアムズ（左）にハグで祝福される大坂（撮影・菅敏）

全米オープンを制し、審判に抗議するS・ウィリアムズを背に涙を流す大坂（撮影・菅敏）

Ｓ・ウィリアムズを破り、優勝を決めた大坂なおみ（AP）

全米オープンを制覇し、家族やスタッフがいるスタンドを見つめ涙ぐむ大坂（撮影・菅敏）

▼第10ゲーム　大坂がフォアのウイナーで15－0。15－15からファーストを決め30－15。ワイドへのエースを決めチャンピオンシップポイント。セリーナがバックのストレートのウイナーを決め40－30。ファーストを決め大坂がキープして第2セットも連取し、日本初の4大大会シングルス優勝の快挙を成し遂げた。試合後は涙を流し、母親、スタッフを抱き合って喜びをかみしめた

トータルでエースは大坂6本、セリーナ3本。ファーストの確率は大坂72％、セリーナ55％。ウイナーは大坂15本、セリーナ21本。凡ミスは大坂14本、セリーナ21本。

▼第9ゲーム　セリーナがフォアの逆クロスのウイナーで15－0。センターへのファーストを決め30－0。セリーナがフォアのストレートのウイナーで40－0。大坂のバックがネットにかかり、セリーナがラブゲームでキープ。ゲーム後、セリーナは再び抗議。目には涙が…

▼第8ゲーム　審判にしつように抗議し、暴言を吐いたセリーナに対し3度目の警告。ペナルティーでこのゲームは戦わずして大坂の勝利となった

審判のラモス氏に抗議するＳ・ウィリアムズ（AP）

▼第7ゲーム　セリーナのフォアがアウトし30－30。大坂がセカンドをバックでたたくリターンエースでブレークチャンス。大坂がフォアのウイナーを決めブレーク

▼第6ゲーム　セリーナへの2回目の警告で15－0からスタート。セリーナのリターンミスで30－0。40－0からセンターへのエースを決め、ラブゲームで大坂がキープ

▼第5ゲーム　大坂がワイドへのファーストをリターンエースを決め15－0。セリーナがセンターへのエースを決め30－15。連続ダブルフォールトで30－40と大坂にブレークチャンス。セリーナのバックがネットにかかり、大坂がブレーク。セリーナはラケットを思い切りコートにたたきつけ怒りを爆発。ラケットを破壊したセリーナに2回目の警告

第2セット途中、ラケットをたたきつけて破壊するＳ・ウィリアムズ（ロイター）

▼第4ゲーム　セリーナがリターンエースを決め0－15。大坂のフォアがアウトし0－30。大坂のセカンドがワイドへのエースとなり15－30。大坂がフォアのウイナーで30－30と巻き返す。大坂のバックがネットにかかり、30－40とブレークピンチ。19本の長いラリーから大坂がフォアのダウンザラインを決めてジュース。ボディーサーブを決め大坂がアドバンテージ。大坂のフォアがアウトし、2度目のジュース。大坂のフォアがネットにかかり、2度目のブレークピンチ。大坂がワイドへのエースを決め、3度目のジュース。大坂のバックがネットにかかり3度目のブレークピンチ。ここもファーストを決めしのいで4度目のジュース。セリーナがリターンエースを決め、大坂が4度目のブレークピンチ。大坂のバックがアウトし、セリーナがブレーク

▼第3ゲーム　0－15からセリーナが2ポイント連取で逆転。バックの打ち合いから大坂の深いフォアをセリーナが返せず30－30。セリーナのフォアがアウトし、大坂がブレークチャンス。セリーナがラリーに競り勝ちジュース。セリーナがドロップショットを鮮やかに決めアドバンテージ。大坂のフォアがネットにかかり、セリーナがブレークピンチをしのいでキープ

▼第2ゲーム　40－15からセリーナのバックのダウンザラインが決まり40－30。ファーストをセリーナが返せず、大坂がキープ。このゲームの途中でセリーナがコーチングで1回目の警告

▼第1ゲーム　セリーナのサーブで第2セット開始。40－15からファーストを決めてセリーナがキープ

女子シングルス決勝を前に対戦者Ｓ・ウィリアムズ（右）と記念写真に納まる大坂（撮影・菅敏）

▼第8ゲーム　15－15からワイドへのファーストをセリーナが返せず30－15。センターへのファーストをセリーナが返せず40－15。ボディーサーブをセリーナが返せず、大坂がサーブで圧倒してキープし、第1セットを先取。ウイナーは大坂が5本、セリーナが9本。凡ミスは大坂が5本、セリーナが13本。ファーストの確率は大坂が73％、セリーナが38％

▼第7ゲーム　4本目のダブルフォールトで0－30。30－30とセリーナが巻き返し、ファーストを決め40－30と逆転。大坂のリターンがネットにかかり、セリーナが0－30からキープ

▼第6ゲーム　大坂のパッシングショットが決まり15－15。セリーナがフォアのダウンザラインを決め15－30。セリーナのリターンがアウトし30－30。セリーナがバックのクロスでオープンコートを作り、フォアのウイナーでブレークピンチ。大坂がエースを決めジュース。大坂のバックがネットにかかり、2度目のブレークピンチ。セリーナのバックがネットにかかり2度目のジュース。最後はファーストを決め、大坂が2度のブレークピンチをしのいでキープ

▼第5ゲーム　セリーナが6本目のウイナーで30－0。3本目のダブルフォールトで30－30。セリーナのフォアのクロスがアウトし、大坂にブレークチャンス。セリーナのバックがネットにかかり、大坂がブレーク。凡ミスは大坂の2本に対し、セリーナは10本

▼第4ゲーム　ファーストをセリーナが好リターンし0－15。大坂がラリーで圧倒し40－15と逆転。ワイドへのエースで大坂がキープ

▼第3ゲーム　大坂がラリーに競り勝ち30－30。セリーナのフォアがアウトし大坂にブレークチャンス。ダブルフォールトで大坂がブレーク

▼第2ゲーム　ダブルフォールトで0－30。ファーストを決め15－30。大坂がラリーに競り勝ち30－30。大坂の深いフォアのストレートをセリーナが返せず40－30。バックのストレートのウイナーで大坂も0－30からキープ

▼第1ゲーム　試合前の通路インタビューで大坂は「緊張しなきゃ人間じゃない。興奮し、ワクワクしている。セリーナと戦えることは光栄」とコメントした。センターコートの屋根は閉じられ、インドアでの対戦となった。

セリーナのサーブで日本時間午前5時21分に試合開始。長いラリーからセリーナのバックがアウトし、大坂がファーストポイント。ダブルフォールトで0－30。セリーナがフォアのストレートのウイナーで15－30。ファーストを決め30－30。サーブアンドボレーで40－30とセリーナが逆転。セリーナのバックがネットにかかりジュース。ワイドへのエースでセリーナがアドバンテージ。左右に振ったショットからフォアのウイナーでセリーナが0－30からキープ

Ｓ・ウィリアムズとの女子シングルス決勝でリターンする大坂（撮影・菅敏）

大坂との女子シングルス決勝でサーブするＳ・ウィリアムズ（撮影・菅敏）