柔道の体重別日本一を決める全日本体重別選手権が6日、福岡国際センターで開幕する。今年の世界選手権(8月25日開幕、東京・日本武道館)代表選考会を兼ね、20年東京オリンピック(五輪)代表を占う意味でも重要な大会。5日には福岡市内で男女の日本代表監督が会見した。

男子日本代表の井上康生監督(40)は「東京(五輪)に向けて、非常に大事な大会。全階級、一柔道ファンとしても楽しみ」と話した。66キロ級の阿部一二三と丸山城志郎など多くの階級で「1番手と2番手に差がない」と言い「直接対決で勝敗を決めることになる」と世界選手権代表、さらに東京五輪代表の座をかけた対戦に期待した。

女子日本代表の増地克之監督(48)も「この大会が2020(東京五輪)へのスタートとなる」。代表争いに絡む有力選手の名をあげながら「1戦1戦が大事な大会になる」とした。

最重量級を除く男女各6階級の世界選手権代表は今大会で決定する。