世界1位で、今季自身初のクレー大会出場となる大坂なおみ(21=日清食品)が、リベンジで初戦突破だ。3月のマイアミオープン3回戦で敗れた同24位の謝淑薇(台湾)に6-4、6-3で勝ち、今季クレー初勝利で雪辱に成功。今大会終了後、29日に発表される最新世界ランキングで1位確保が決まった。

相手の力を利用し、さまざまな技を繰り出す謝淑薇に、今年1月の全豪3回戦ではフルセットで勝った。マイアミでは第1セットを奪いながら逆転で敗れ、16年10月の天津オープン準々決勝で敗れてから続けてきた第1セットを奪ったときの連勝が70で止まった。

この日は、苦手のクレーながら、相手のショットを得意のパワーで封印。落ち着いた試合運びで、粘る相手に打ち勝ち勝利を手にした。大会前には「クレーは私の得意なコートではない。優勝を狙うとは言えないけど、楽しんでやりたい」と話していた。

次戦では同22位のカサキナ(ロシア)-同25位のベキッチ(クロアチア)との勝者と対戦する。