ウィザーズ八村塁(21)は先発出場し、前半のみ15分46秒で、11得点、7リバウンド、1ブロックで、アシストとスティールは0だった。

豪快に自分で持ち込む形ではなかったが、2戦連続のダンクを決めた。第1クオーター(Q)残り4分16秒、味方の3点シュートがリングに当たって弾むと、そのボールを豪快に右手で押し込んだ。前半だけで11得点をマークし「自分にとっても自信になっている」と語った。

中国リーグのチームが相手ということもあって、開幕ロースターを狙う当落線上の選手が中心。個人プレーでアピールする選手が多い中、八村は本番を見据え、パスを回したり、ディフェンスも貢献。第1Qだけで6リバウンドを記録するなど、チームの勝利につながるプレーを優先した。八村は「攻撃でも守備でもリバウンドでも、どこでも活躍できるところを見せられた」と納得の表情を見せた。ブルックス監督も「彼のプレーはとても安定している」と満足そうに話した。

後半は退いたが、先発5人のうち、2試合連続は八村と2人だけ。チームの信頼を少しずつ勝ち取ってきた八村は、開幕ロースターへ向け残り3試合、調整を続けていく。

また、マーベリックスの馬場雄大(23)はピストンズ戦の第4Q残り2分42秒から出場し、1アシストのみに終わった。チームは117-124で敗れた。