バスケットボールBリーグのオールスターゲーム2020(1月18日、札幌市・北海きたえーる)のファン投票・リーグ推薦による出場選手発表会見が、東京・港区のリッツカールトン東京で2日に行われ、9月のワールドカップ(W杯)中国大会で活躍した篠山竜青(31=川崎)ら各チーム11人が選出された。なお残り1名の出場選手は2日の18時~4日の12時まで、SNSによる投票により決定する。

会見にはファン投票で選出された各チーム5人が登壇。19-20シーズン限りでの引退を発表している折茂武彦(49=北海道)は「Bリーグのオールスターは初めて。最初で最後。この年で入れてもらえることを幸せに感じる。豪華なメンバーとのプレーを楽しみたい」と意気込みを語った。レバンガの本拠地である北海道での開催にも触れ「北海道は食も観光もある素晴らしい地域。子どもたちにとって夢や希望を与えられるように全力を尽くしたい」と話した。

最後のオールスターとなる折茂のために相手チームも含めた全員が“アシスト”を誓う。同チームでの出場となる日本代表比江島は「シュートを打たない予定です。すべて折茂選手にパスします」と笑顔で話せば、竹内公も「ディフェンスをサボってもらっている分、シュートを決めて欲しい」と要求した。

また、相手チームでマッチアップする富樫も「折茂選手がオープンになるように。空気を読みながら」と最年長への“忖度”を示唆した。実は折茂は中間発表の際にMVPの賞金で選手たちを食事に連れて行くことを公言。それを狙っているかの発言に折茂は「かわいい後輩たちがたくさん来るので取るもの(MVP)は取らないとね」と得意の3点シュートを決め、賞金ゲットを狙う。

オールスターの出場選手は以下の通り。

▽B・BLACK 折茂武彦(北海道、初出場)、比江島慎(栃木、2年ぶり3度目)、ライアン・ロシター(宇都宮、2年連続3度目)、ジェフ・ギブス(宇都宮、2年連続2度目)、竹内公輔(宇都宮、2年ぶり2度目)、多嶋朝飛(北海道、初出場)、竹内譲次(東京、2年ぶり3度目)、田中大貴(東京、4年連続4度目)、田渡凌(横浜、初出場)、宇部直輝(富山、4年連続4度目)、アイラ・ブラウン(琉球、2年ぶり2度目)

▽B・WHITE 篠山竜青(川崎、3年連続3度目)、富樫勇樹(千葉、4年連続4度目)、金丸晃輔(三河、2年連続3度目)、ファジーカス・ニック(川崎、4年連続4度目)、熊谷尚也(川崎、2年ぶり3度目)、細谷将司(秋田、初出場)、セバスチャン・サイズ(渋谷・初出場)、ダバンテ・ガードナー(三河、3年連続3度目)、張本天傑(名古屋D、4年連続4度目)、シェーファー・アヴィ幸樹(滋賀、初出場)、田代直希(琉球、初出場)