バドミントン男子シングルスで世界ランキング1位の桃田賢斗(25=NTT東日本)が11日、来年の東京五輪出場を確実にした。11日、中国の広州で開幕したワールドツアー・ファイナルに出場。これで今後の国際大会を欠場したとしても出場条件を満たす見通しとなった。

この日、桃田は王子維(台湾)に2-0で白星発進。東京五輪を懸けた争いで快進撃を続ける桃田は今大会に出場したことで五輪出場を確実にした。今季は世界選手権2連覇達成を含め、国際大会で10度優勝。世界ランキングのポイントを大量に積み上げていた。

前回16年リオデジャネイロ五輪は、大本命の金メダル候補だった。しかし、違法賭博問題が発覚し、出場停止処分を受け、五輪出場権を失っていた。挫折から4年。自力で、地元の大舞台でのリベンジのチャンスを勝ち取った。

なお五輪出場権は4月28日付けの世界ランクで決定。各国・地域の出場枠は各種目2となっている。